重大災害防止への取組

プロセスセーフティ管理の徹底

可燃性流体などの危険物質を管理するため、適切な設計基準、エンジニアリング、操業・保守の実践によりシステム及びプロセスを管理する枠組みを、プロセスセーフティ管理と呼んでいます。

当社のプロセスセーフティ管理は、4つの重要エリアとそれを支える20の要素で構成され、各要素にはオペレーション事業体が遵守すべき詳細な項目が設定されています(下図を参照)。プロセスセーフティ管理・保証の一環として、自主的にセーフティケース制度を操業施設に導入しているほか、各オペレーション事業体に対し設備の健全性管理・プロセスセーフティ保証レビューを行い、リスクがALARP※1であることを確認しています。

  1. ※1as low as reasonably practicable
    合理的に実行可能な限りできるだけ低いこと

プロセスセーフティの指標

当社は、IOGPの要求事項に沿って、Tier1、Tier2のプロセスセーフティ事故※2情報を収集・報告しており、2018年度はTier1が1件、Tier2が6件でした。プロセスセーフティの指標を収集・分析・報告することで、操業の信頼性を向上させると同時に、現状のプロセスセーフティの取組に満足することなく、ステークホルダーとプロセスセーフティのパフォーマンスを共有することで、重大災害防止に役立てています。

プロセスセーフティ管理の枠組み

  1. ※2プロセスセーフティ事故
    加圧CO2、圧縮空気などの無害・不燃性物質を含む物質の予期しない放出又は漏えいを指す。IOGPの要求事項に従い、実際の事故の影響(人体への被害、会社への損害額、放出物質の種類など)に応じてTier1やTier2に区分

設備の健全性管理・プロセスセーフティ保証レビュー

設備の健全性管理・プロセスセーフティ保証レビューとは、プロジェクトの各段階の適切な時点でプロジェクトから独立した立場のチームが行う体系的なアシュアランス面でのレビューです。本レビューにより、以下が期待されます。

  • 資産(設備)が十分に守られていることを経営層及びステークホルダーに保証すること
  • 当社設備が健全性・プロセスセーフティの要求を満たしていることを確認すること
  • プロジェクト間で、良い取組や教訓が共有されること

そのほかにも、試運転前レビュー、操業準備レビューなど、各プロジェクトの各フェーズに対するアシュアランス面でのレビューを実施しています。これらの結果を定期的に見直し、改善に向けたフィードバックを行うことで、設備の健全性の向上を目指していきます。

リスク管理プロセス

HSEリスク管理活動の一環として、全てのオペレーション事業体は集中管理ソフトウェアシステムを利用して、四半期ごとに重大事故及びTop10HSEリスクの収集・分析・報告を実施しています。これにより、全てのリスクがALARPであることを確認しています。