HSEに関する目標と計画

2018年度 コーポレートHSE重点目標およびHSEプログラムの達成度 (対象期間:2018年4月~2019年3月)

【達成度目安】優:100%~70% 良:70%~20% 可:20%~0%

コーポレート第三期HSE中期計画(2016-2020年度)着手
コーポレートHSE マネジメントシステムの強化
中期計画の目標 IOGP※1が新たに定めたガイドライン(OMS510)の導入により、HSEマネジメントシステムをより有効かつ一貫性のある内容に改善し、ノンオペレータプロジェクトや国内事業子会社を含めた全社の HSE 管理に適用する。
2018年度重点目標 環境安全方針とHSE マネジメントシステム規則の改定に沿って、コーポレートHSE マネジメントシステムを再構築する。コーポレートHSE 要領を改定するとともに、HSE マネジメントシステムの管理対象を拡大する。
実施項目 評価 評価と今後の対応
HSE要領の改定および新規策定
7つの要領改定計画に対し、8つの要領(リーダーシップ要領、マネジメントレビュー要領、文書管理要領、輸送安全管理要領、プロセスセーフティ管理要領、設備の健全性管理要領、環境社会影響管理要領:その1環境管理、環境社会影響管理要領:その2環境・社会アセスメント)を改定あるいは新規策定し、発行済
ノンオペレータープロジェクトのHSE管理を実施するため、HSEマネジメントシステム規則および関連文書を改定
HSE管理の適用範囲をノンオペレータープロジェクトにまで拡大し、関連する規則(マネジメントシステム規則)を改定済
2018年度のコーポレートHSE教育訓練プログラム実施
32件の教育訓練プログラム計画に対し、28件実施(残り4件は中間見直し時にキャンセル)
HSE法的要求事項一覧表の維持管理
社内関係部署とのHSE法的要求事項管理に関する会合を経て、HSE法的要求事項管理に関する供覧書を発出済
  1. ※1International Association of Oil and Gas Producers
    国際石油・天然ガス生産者協会
HSEアシュアランス・ガバナンス強化
中期計画の目標 HSE 監査や HSE レビューなどを、全社連携の下、体系的かつ積極的に実施し、その結果を活用することにより、全社の HSE アシュアランス・ガバナンス体制を充実させる。
2018年度重点目標 HSE レビューおよび監査を通じて、HSE マネジメントシステムの一貫性と有効性を高めるとともに、HSE 最優先を確実にする。
実施項目 評価 評価と今後の対応
コーポレートHSE監査プログラムの作成と実施(対象:コーポレートHSEU、ガスグアリコ、イクシス)
国内外を対象としたリスクベース方式によるコーポレートHSE 監査を計3回実施(コーポレートHSEU、ガスグアリコ、イクシス)
IVAS※2レビューへの参加
14件のIVASレビューへ参加
  1. ※2INPEX Value Assurance System
HSE技術サポート推進
中期計画の目標 全社的な人材活用とリソース確保を適切に実施し、HSE 技術サポートを充実させる。
2018年度重点目標 オペレータープロジェクト、本社事業およびノンオペレータープロジェクトに必要なHSE 技術サポートを、支援対象を拡大して実施する。
実施項目 評価 評価と今後の対応
HSE技術サポートプログラムまたはHSE関与計画の作成、実施(対象:マセラ、国内事業子会社、ガスグアリコ、INKZ、LNGタンカー運航、地熱プロジェクト、新規プロジェクト(ノルウェー、イラク、アブダビ、シェールオイル)等)
国内外のプロジェクトを対象に計25件の技術サポートを実施済
監査やレビュー等支援が必要な場合に、当社におけるHSEの人材を活用する。
国内事業子会社のHSE監査時に国内E&P事業本部及び国内エネルギー事業本部のHSEチームメンバーが参加
HSE現場管理力強化
中期計画の目標 現場での HSE 管理が極めて重要であるとの認識に基づき、現場で働く一人ひとりが HSE 活動に参加し、経験や意見が反映できるような仕組み整備に取り組む。
2018年度重点目標 HSE マネジメントサイトビジットに加えて、事業場の長などによる他所へのサイトビジットも実施する。サイトビジットで事故の再発防止策の実施状況を確認するとともに、現場で働く要員との対話を通じて相互理解を深める。
実施項目 評価 評価と今後の対応
マネジメントや事業場の長などのHSEサイトビジットによるHSEリーダーシップ意識の啓発
国内外のオペレータープロジェクトの各事業場の他、ノンオペレータープロジェクトの現場や国内事業子会社などを対象にしたマネジメントによるサイトビジット並びに国内外の事業場の長によるサイトビジットをそれぞれ計5回、計3回実施
オペレーション事業体、ノンオペレータープロジェクト、業界の事故からの教訓の収集、分析、組織全体への共有促進
計6件のHSE LFI(Lessons Learned from incidents)レポート(イクシス、INK、アブダビ、サルーラ等における事故)を発行済
リスク管理プロセスを用いた重大事故・災害のリスク管理の徹底
中期計画の目標 HSE リスク管理の徹底、セーフティケースアプローチの定着、プロセスセーフティ管理および設備の健全性維持活動を通じて、重大災害防止を徹底する。
2018年度重点目標 主要施設のセーフティケース作成およびレビューを継続する。また、バリア管理を推進し、プロセスセーフティ先行KPI の運用を開始する。
実施項目 評価 評価と今後の対応
オペレーション事業体のHSE MAE(Major Accident Events)並びにトップ10リスクの管理・共有並びにALARP※3レベルの検証実施等。
計4回のリスク報告を実施済
親沢プラントと東京ラインのセーフティケースの策定
親沢プラント及び東京ラインのセーフティケース作成支援の実施
国内エネルギー事業本部及びイクシスに対するコーポレートAIPSAR※4の実施
国内外のプロジェクト(国内E&P事業本部、国内エネルギー事業本部、ガスグアリコ、イクシス)に対し、計3回のAIPSARを実施済
  1. ※3as low as reasonably practicable (合理的に実行可能な限りできるだけ低いこと)
  2. ※4設備の健全性管理・プロセスセーフティ評価
事故災害発生件数の削減
中期計画の目標 LTIF※5、TRIR※6 そして新たな先行指標を全社的に導入し、その監視評価を継続し、IOGP 参加企業とのベンチマーキングにおいて、上位 25%内の成績を維持する。
2018年度重点目標 IOGP 参加企業上位25%以内となるLTIF:0.12、TRIR:0.70、そしてプロセスセーフティKPI(Tier 1、Tier 2): 0(ゼロ)達成を目指す。また、重大事故の再発防止のため、安全7 原則のうち、特に閉所作業および高所作業の遵守を徹底する。
実施項目 評価 評価と今後の対応
重大事故に対する調査、分析の実施
重大事故分析レポートを発行済
ノンオペレータープロジェクトなどのHSEデータ収集、分析
ノンオペレータープロジェクトからの事故情報の収集に努め、FlashレポートやLFIレポートを発行済
新規事故報告システムの運用
国内外のプロジェクトを対象にした新規事故報告システムに係るセミナーの開催や関連する要領の改定準備等を含む同システムの導入準備は実施するも、要領改定やシステム導入自体は未達(2019年度に延期)
  1. ※5百万労働時間当たりの死亡災害と休業災害の発生頻度
  2. ※6百万労働時間当たりの死亡災害、休業災害、
    不休災害及び医療処置を要する労働災害の発生頻度
緊急時・危機対応能力の強化
中期計画の目標 Incident Command System を定着させ、主要脅威を確実に把握し、緊急時・危機において迅速かつ適切に対応できる能力を獲得する。
2018年度重点目標 東京首都直下型地震、イクシス生産操業に伴う事故、ならびに直江津LNG 基地における事故を想定した、コーポレート危機対策本部による危機対応訓練を実施する。
実施項目 評価 評価と今後の対応
コーポレート危機対応訓練の実施
・国内災害への対応訓練(国内エネルギー及びE&P事業本部)
・生産操業中の重大な事故(イクシス)
・首都直下地震(東京)
・セキュリティ事案に関する机上訓練
オペレーション事業体と本社が連携した緊急事態レベル3(直江津LNG基地における地震による罹災、イクシスLNGプロジェクトの海上施設からのガス漏えい、首都直下地震の発生)の危機対応訓練を計3回実施
環境管理と気候変動関連リスク管理の強化
中期計画の目標 環境・社会影響管理については、法的要求事項ならびに IFC パフォーマンススタンダードに基づく管理を徹底する。また、GHG 管理の取り組みを継続しつつ、環境負荷の低減に資する個別に注力すべき対象を選定し、それらの管理計画を推進する。
2018年度重点目標 GHG 排出量管理、生物多様性の保全および水管理を含む環境管理計画を策定し、全社的な環境KPI 設定を検討する。また、気候変動関連リスクの評価を年次サイクルで実施し、そのプロセスから導かれるリスク低減策に取り組む。
実施項目 評価 評価と今後の対応
GHG排出量の集計、分析、報告
国内外のプロジェクトにおけるメタンリーク量測定結果を収集・分析すると共に、石鉱連の低炭素社会実行計画のGHG排出量の集計も完了済
以下を含む環境管理計画の策定
・各種排出量などの環境要因管理
・生物多様性保全
・水管理
生物多様性保全及び水管理の取組を含むコーポレート環境管理計画を策定
環境管理ワーキンググループの開催並びに環境KPI設定の検討
計4回の環境ワーキンググループを開催すると共に、環境KPIの設定についても検討済(上記の環境管理計画に包含)